TOPエージェントを使って脱出したCさん
Cさんの体験談
ここでは、転職先の介護施設がブラック施設だったため退職をした後に、転職エージェントを利用して現在の職場へ入職したCさんの体験談を紹介します。Cさんいわく、もっと早く転職エージェントを利用しておけばよかったとのことです。
前回転職した際の失敗談
いままでずっと介護業界で働いていたCさんですが、これまでにも何度か転職の経験があったそうです。そのため、求人情報を見れば大体の仕事のイメージがつかめる状態でした。そのため、前回の転職活動では職場見学をせずに転職先を決めてしまったそうですが、現場の雰囲気をみておかなかったことが今思えば最大の失敗だったと言います。
Cさんが働き始めた特別養護老人ホームは常に人手不足の状態に陥っており、利用者へ提供する介護サービスが非常に雑でした。例えば、衣類の着脱を介助しても背中のシャツが出てしまっている、排泄介助をしてもきれいに陰部を拭けていないといった具合です。普通であれば先輩職員が厳しく指導するところですが、先輩職員も忙しいので細かいところまで目が行き届かない、あるいは仕事を増やしたくないから見て見ぬふりをするといった状態でした。利用者が転倒するヒヤリハットに相当する事態があっても、会議ではそのような議論がないどころかその事故自体の話題が出てこないといった始末。というのも、現場の意見を聞き入れず一方的に指示をするような上司の存在があったからです。当然その上司は現場の見回りをしていないので現状の把握をしていません。
そのような環境では人員が定着するわけもなく、人手不足による一人当たりの業務量の増加により、一人、また一人と退職者が出るような負の連鎖がおきていたのです。Cさんも慢性的な腰痛に悩まされるようになり、これ以上は働けないというレベルまで状態が悪化したため退職を決意したとのことです。
転職エージェントに登録して成功
腰の状態が回復してから再び転職活動を始めたCさんですが、面接では必ず前職を辞めた理由を聞かれます。いままでの転職経験もありCさんの職歴欄は埋まっている状態で、採用担当者にいいイメージをなかなか持ってもらえない状況が続きました。そこで、いままで利用したことのなかった転職エージェントへ試しに登録したところ、担当者が自分と施設の間に入ってくれることで、給与や休日などの条件、現場の雰囲気などの内部情報がいままでよりも詳細に把握することができたそうです。また、自分からのアピールだけではなく、施設側との信頼関係がある転職エージェントからの後押しがあるため、転職先をすぐに決めることができました。今の職場は以前働いていたブラック施設とは全く違い、満足した環境で働けているとのことです。
